中小事業規模のサプライヤの産業用IoT 戦略

先頃、ある中規模の産業系複合企業体（industrial conglomerate）の役員グループとIIoT 戦略に関して興味深い議論を交わす機会があった。彼らが経営する事業は、非常に強力かつ市場ですでに確立済みの製品と、長期にわたって忠実な顧客を持っていた。彼らは、中小規模の企業数社を経営し、それら数社を極めて独立分割的に経営していた。それが彼らの企業文化であり、業績面から判断すれば、その仕組みは極めて有効に機能している。彼らの現在の課題は、いかにして彼らの複合企業体の規模を活かしながらIIoT 向けのソリューションを開発するか（あるいはアプローチするか）ということである。

恐らくIIoT を触媒にしてこのグループと対照的な企業といえばゼネラル・エレクトリック（General Electric）であろう。