IIoT、運用の卓越性、プロジェクトコスト削減に注力する次世代型オートメーションサービス

Submitted by Shin Kai on

 

主要なサプライヤは、部分的にはオートメーション市場全般の状況に対応しつつ、しかし主要な動機としてはユーザが抱える課題や要求の増大に対応するために、オートメーション関連のサービス機能をプロジェクトやエンジニアリングサービスから運用や保守サービスにまで拡大しつつある。これとともに、昨今は産業用モノのインターネット(IIoT)が、新世代のIIoT対応遠隔支援サービスを可能にするプラットフォームを提供している。これらは、クラウド内でのシステムエンジニアリングや設計から、プロセスプラントを運用するためのサービスとしてのデータ(data as a service)にいたるまで、プラントライフサイクル全体に及んでいる。

これらのサービスは、複雑な分析機能を伴うことによって非常に洗練されたものとなりうる。またこれとは対極的に、比較的小規模なマイクロサービス(microservices)は、特に使いやすく、展開が容易で、主要なプラント設備に関する情報に素早く簡単にアクセスできる。

サプライヤは、買収や、パートナーシップや、独自に展開が可能な能力開発を通じて、サービス事業を強化している。中小規模のシステムインテグレータは引き続き魅力的な買収対象となっているが、 従来型オートメーションサプライヤがIIoT ベースのソリューションを提供できるようにする技術系企業も買収の格好の的である。サプライヤはまた、重要なプラント設備に関する詳細情報を提供するために、あらゆる種類の機器の買収を続けており、それには小型特殊センサやオン/オフバルブから、コンプレッサやタービンなどの重回転機器に及んでいる。サービス機能を完結させるために、サプライヤの中にはスキッド搭載型装置サプライヤや、技術ライセンサや、エンジニアリング、調達、建設(EPC)企業らとの密接な提携に踏み切るところもある。(Larry O'Brien)

next-gen-automation-services-focus-iiot-operational-excellence-reduced-project-cost