自動走行車市場に影響を及ぼすM2M 関連安全規則案の動き

Submitted by Shin Kai on

 

米国運輸省道路交通安全局(The US National Highway Traffic Safety Administration: NHTSA)はこのほど、新たな安全規則案を提出したが、ほとんど注目されていない。これらの規制はM2M の新技術(車車間通信)を用いて、車が他の車にセンサデータを自動的に送信してドライバーに衝突の可能性を警告することを可能にするものである。これらデータには車両の速度、進行方向、ブレーキの状態などを含むことが可能である。これらの新規則は道路交通の安全性の向上に役立つばかりでなく、完全な自動走行車の実現に向けて道を拓く可能性を秘めている。

IoT 開発の進捗に関心を持つ人にとって、この報告書は大きな影響力の可能性を秘めた興味深い新規の活用事例紹介となるであろう。これには安全性の向上、自動走行車の実現性の加速、さらにスマートシティの意味合いが含まれる。サプライチェーンの観点からは、これらの規則は自動走行トラックが運転手なしで荷物を配達できるようになるのはいつごろか、という予測に何らかの情報を加えることになるであろう。(Steve Banker)