SPS IPC Drives 2016展は運用技術と情報技術のリンクが焦点

Submitted by Shin Kai on

 

ドイツのニュルンベルク(Nuremberg)で開催された第28回年次SPS IPC ドライブズ(SPS IPC Drives)展示会は、予想されたとおりの多数の来場者と出展者を集め、11月末に閉幕した。この展示会が継続して成功している理由は、イベントの焦点をディスクリートオートメーションに明確に絞り込んでいることと、訪問者の質の高さによっている。時期的に産業サプライヤにとってSPS は、主要な秋のイベントとして定着しており、春のハノーバ産業フェア(Hanover Industrial Fair)と好一対をなしている。多くの小規模オートメーションサプライヤにとって、同展は最も重要な見本市になっている。

今年の出展社・来場者数は、昨年の記録的な結果よりわずかに下回った。主催者発表によると、出展社数は1,601社であり、2015年に比べてわずかに減少した。来場者数も、合計で63,291人であり、昨年の64,386人をわずかに下まわった。内訳は、その4分の3がドイツ国内から来場しており、残りの4分の1は海外からの来場であった。出展企業の占める展示面積もわずかに減少して122,200m2であった。

今年は、ニュルンベルクの見本市会場のほぼ全スペースが展示に利用された。建設中の新ホール3C を同展に組込むことは、将来の成長の可能性をもたらすが、さらなる拡大が同展にとって真に良いことかどうかには議論の余地がある。(David Humphrey, Constanze Schmitz)

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