シーメンスとGEAが提携、製薬業界向けに連続製造を実現

Submitted by Shin Kai on

 

独GEA とシーメンス(Siemens AG)はこのほど、製薬および生命科学業界向けに、連続錠剤製造ラインを提供することによって連続製造(continuous manufacturing)の実現に向けて提携すると発表した。この協働は、プロジェクト遂行リスクを低減し、高品質化と対費用効果に優れた製造を実現するという意味から生産面での利点を有し、また同時に技術と専門知とサポートのシームレス統合形式の提供によって顧客にとっての利点を有するという。

GEA はプロセス技術と運用システムのサプライヤとして、製薬業界で主導的なソリューションプロバイダの地位を確立しており、シーメンスとの協働を通じてこのグローバルの地位が一段と強化される。生命科学系の企業は、大規模な多国籍組織企業から地域の専業企業および医薬品製造受託機関(CMOs)に至るまで、彼らが連続製造プラットフォームを導入するのに助けとなる経験豊富なパートナーを得ることになる。

GEA の連続錠剤製造プラットフォームConsiGma(コンシグマ)にシーメンスのSipat プロセス解析技術データ管理(PAT Data Management)をはじめオートメーション&産業用IT ソリューションを装備することにより、この組合せ技術が、製薬および生命科学業界向けに、湿式造粒法と直接打錠法の双方に対して連続錠剤生産を実現するための標準設定ソリューションで提供される。(David Humphrey)