欧州NAMUR がオープン・アーキテクチャ構想をARC オーランド・フォーラム2017 で披露

Submitted by Shin Kai on

 

NAMUR は欧州化学業界でオートメーションと製造IT のユーザ企業、サービスプロバイダ、技術・科学機関で構成する協会である。1949年の創立以来、成長を続け、2000年代に入って加速化している。会員企業は現在145社である。NAMUR には、いくつものユニークな特徴があるが、とりわけ、会員企業が40もの異なるワーキンググループを構成してその活動に従事していて、組織の活動の中心において共通のユーザ要求を特定する活動に取組むという関わり方にある。

2016年11月に開催されたNAMUR 総会では、サノフィ(Sanofi)のトーマス・タウフニッツ(Thomas Tauchnitz)博士とBASF のクリスティアン・クレットナー(Christian Klettner)氏がNAMUR Open Archtecture(NOA: ナムール・オープン・アーキテクチャ)と呼ぶ同協会の初期構想について発表した。この概念は、エクソンモービル(ExxonMobil)によるオープン・オートメーション活動とは競合しない。むしろ、この概念は、中間的な踏み石を提供する性質のものであり、中長期的には実用的な実装を提供するものである。2月6日から米フロリダ州オーランド(Orlando)で開幕するARC フォーラム2017 では、BASF のクリスティアン・クレットナー氏がNOA の概念の詳細を紹介する予定になっている。