オートメーションサプライヤの2016年第3四半期売上は弱含みが継続

Submitted by Shin Kai on

 

オートメーションサプライヤの2016年第3四半期(7-9月期)における売上高は6%減少した。石油および商品価格の落込みと、それよりは影響度が弱いもののドル高が、依然としてオートメーション市場の伸びを抑制した。プロセス業界サプライヤは、原油価格の低下の影響下で苦戦を続けている。ディスクリート業界のオートメーションのサプライヤは、エレクトロニクスや自動車産業における堅調な投資活動により、比較的良好な成果を収めた。サプライヤ各社では、当面この傾向が続くものと予想しており、石油や商品価格が回復するまでは、ハイブリッドおよびディスクリート業界が重プロセス業界の成長を上回る状況が続くと見ている。

2015年第3四半期と比較すると、プロセスとディスクリート製造業を対象とするオートメーションサプライヤの合計売上高は全体で6%減少した。このうちプロセス業界のサプライヤは、石油・ガス部門の不活発を反映して、売上がほぼ5%減少したと見ている。他方、ディスクリート業界のサプライヤは、売上高が7%減少した。ただし、ゼネラル・エレクトリック(General Electric) が先頃、同社の電化製品と照明の事業を売却しなかったならば、この減少は3%に留まっていたことになる。2016年の年初から3四半期の通期では、オートメーション全体の売上は、約4%減少した。受注額を報告しているサプライヤの中では、その多くが、第3四半期中の受注が大幅に減少したことを報告している。平均では、受注はこの四半期中に約2%増加し、年初からの3四半期通期では3%減少した。(Allen Avery)

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