NECA、ものづくりの将来像「5ZERO マニュファクチャリング」報告書を公開

Submitted by Shin Kai on

 

日本電気制御機器工業会(NECA)はこのほど、第4次産業革命への対応の提言として、「NECA が目指すものづくりの将来像~5ZERO マニュファクチャリング~」と題する報告書をまとめ、公開した。ドイツのインダストリ4.0や米国のインダストリアル・インターネットなどIoT をベースとするメガトレントの動きに着目し、日本のものづくりがどのような変革を遂げていくべきかという観点から、制御機器を活用した2030年のものづくりの将来像を展望した。

「5ZEROマニュファクチャリング」は、日本のものづくりの特質ともいうべきQCD 活動により、制御機器を活用したものづくりが、人、機械、材料、方法(4M)においてIoT、ビッグデータ、AI などの技術革新を取り込みながら、自動化、自律化レベルを段階的に高度化させ、Q(品質)、C(コスト)、D(納期)、S(安全・セキュリティ) の各領域でどう進化していくかを2030年までのロードマップの形で示した。ちなみに5ZERO は、生産ロスゼロ、欠陥ゼロ、納期遅延ゼロ、事故ゼロ、生産ライン停止ゼロを含意している。