南ア・ザッピ社、オムニチャンネル顧客エンゲージメント変革にSAP HANA を活用

Submitted by Shin Kai on

 

デジタル変革がモバイル機器活用や仮想的経験を促進することで印刷媒体の削減や紙の不使用を意味するような時代においては、紙の製造業者と印刷業界は、製品と顧客経験の差別化という難題に直面することになる。紙の製造で有力な南アフリカのザッピ(Sappi Limited)にとって、消費の変化によって生じる業界の課題における差別化は、流通チャンネルの改善と顧客経験の向上を意味している。印刷業界の顧客は、それぞれの事業の必要性に適合する仕方でサプライヤとの関係を変えていく必要があることを意識するようになっているから、これは容易ならざる取組みであった。

さらに、技術的なギャップがしばしばオムにチャンネル運用を妨げている事情がある。産業分野の製造業者と小売業者の多くが、顧客ニーズへの対応に適用可能な技術資源を持たないからである。これらの企業がこれら課題を乗り越えさえすれば、真にオムニチャンネルの経験を提供できるようになるであろう。

南アのヨハネスブルグ(Johannesburg)に本社を置くザッピは、South African Pulp and Paper Industries Limited として1936年に創業し、パルプと紙の事業をグローバル展開している。同社は、印刷用紙や、梱包紙、特殊加工紙、剥離紙の各製品、木材溶解パルプや、森林バイオマテリアルを、欧州、南アフリカ、北米その他の輸出市場向けに生産・販売している。同社IT ディレクターのディディア・マグニエン(Didier Magnien)氏によれば、同社は顧客経験とエンゲージメントをSAP HANA 技術上に構築した電子商取引を活用することで変革してきた。(Peter Reynolds, Chris Cunnane)

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