インドの設備投資の概況(2015-2016年)

Submitted by Shin Kai on

 

企業は、プラントや機械の物理的設備資産、土地、建屋、所有財産その他を購入しあるいは更新するための設備投資(CapEx) – 固定資産を購入あるいは既存の固定資産に価値を不加することに用いられる資本としての– を負う。ARC アドバイザリグループは、この報告書でCapEx を2つの別個の区分で捉えている。すなわち、1つは総固定資産の購入及び更新の経費に基づくものであり、もう1つはプラントや機械の購入や更新の経費に基づくものである。

ARC はこのほど、CapEx 報告書「ARC’s Capital Expenditure Report Index for Industries」を発行したが、その報告書では、世界の北米、欧州・中東・アフリカ、アジア、中南米の地域全部におけるそれぞれの産業に着目した。これに対して、ARC のインド設備投資報告書では、インドの設備投資の分析のみに焦点を絞り、主要な同国産業の設備投資の動向を含んでいる。その産業には、自動車、セメント、化学・石油化学、電力、金属、石油・ガスおよび精製、および製薬が含まれる。