ビル管理システム更新需要を生む産業用IoT－L&T テクノロジー・サービシズの場合

高度分析機能、機械学習、クラウドプラットフォームなどのIoT 関連の新技術が、安全性、セキュリティ、環境保全の社会的、政治的要求の高まりと相まって、ビル管理システム（BMS）への需要を再度押し上げる要因となってきている。とはいえ、多くの従来型BMS ソリューションの不十分さは、統合型ビル管理に対する要求を効率的に満たすことができないでいるところにある。それら不十分さには、基本的な分析ツールの欠如や、システム固有のプログラム言語や、面倒なユーザインターフェースやライブデータ処理能力の不足が含まれる。

ARC アドバイザリグループは先頃、L&T テクノロジー・サービシズ（L&T Technology Services）と会い、同社の独自のスマート・ビルディング・フレームワークであるi-BEMS（インテリジェント・ビル・エネルギ管理システム）と、スマートビルディングを実現するための「システムのシステム（system-of-systems）」手法について聞く機会があったので、これを紹介する。