分散型分析機能予報: 曇り(Cloudy)ところによって霧(Fog)

Submitted by Shin Kai on

 

分散型エネルギは世界中の多くのユーティリティ企業にとって主要な関心事となり続けている。先頃サンディエゴ(San Diego)で開催された電力事業者の送配電向けの主要なトレードショーDistribuTECH 2017 においても同様であった。昨年と同じく、同イベントの主要テーマのひとつは、進行する分散型グリッドをどのように構築・サポートするか、であった。マイクログリッド、エネルギ蓄積、エッジデバイス、IoT 接続性を支援する多くのソリューションがデモ展示された。これらと併せて、エッジコミュニケーションとセキュリティに関連する議論が多数行なわれた。それら全てのコンポーネントを束ねる糸となったのが、分散型分析機能(distributed analytics)である。

ユーティリティ企業にとって、未解決の議論は、いかにすればこれらの分散型分析機能を最も効果的に展開できるかという問題である。組込み型エッジ分析機能が当面の多くのソリューションプロバイダと機器メーカの関心の的であるように見受けられる。いくつかの今日的活用事例では、活用するデータ量の制限とデータソースの近接位置あるいはデータソース上での処理に強調点が置かれている。