Submitted by Shin Kai
on
日本電気制御機器工業会(NECA)はこのほど、2017年度の自主統計による電気制御機器の出荷見通しを発表した。これによると、総額は前年度比2.0%増の6,730億円の見通しで、内訳は国内が同2.2%増の3,950億円、輸出が同1.8%増の2,780億円の見込みである。
国内の2017年度見通しは上期を前年同期比3.9%増、下期を同0.5%増と予測。前年の緩やかな回復傾向がしばらくは続く見込みで、米国の新政策への期待感とリスク要因はあるものの、為替による企業収益の増加にともない、設備投資も更新需要を中心に増加を期待する。
他方、輸出の見通しは、上期が同5.0%増、下期が同1.1%減を見込む。アジア圏を中心に回復傾向にあり、引続き電子部品や自動車部品を中心とした需要の増加に期待するも、米欧中およびアジア圏それぞれに下振れリスクを抱えており、各国の経済政策や金融政策の影響を注視する必要がある、としている。
製品カテゴリ別では、2017年度には、操作用スイッチが5.1%増、検出用スイッチが1.1%増、制御用リレーが3.4%増、PLC・FAシステム機器が1.5%増、制御用専用機器が0.9%増を見込む。
●質問項目(英文)は下記のサイトへ: