2016年度Q3の重電機器受注生産品の受注実績は前同比7.1%増-JEMA 統計

Submitted by Shin Kai on

 

日本電機工業会(JEMA)がこのほど明らかにした重電機器受注生産品の2016年度第3四半期(10-12月)の受注実績によると、受注額は前年同期比7.1%増の4,166億円となった。官公需、外需が前同比で減少したが、製造業が4四半期ぶりに前同比で増加し、非製造業は5四半期連続で前同比増となる堅調さを示して全体を押し上げた。

需要者別動向を見ると、内需は3,160億円で同10.2%増加した。このうち製造業は同1.5%増の653億円で、繊維・化学・窯業・土石、鉄鋼業で増加したが、汎用・生産用・業務用機械、電気・情報通信、自動車が減少した。非製造業は同20.6%増の1,774億円となり、大口需要先の電力業が増加した。官公需は同10.9%減の633億円だった。また外需は同1.7%減の1,006億円だった。

製品別では、発電機、変圧器、配電装置は外需が減少したが、内需が増加し全体として増加した。また遮断器、制御装置は内・外需とも増加、逆に交流電動機、電力変換装置は内・外需とも減少した。