IoT 推進コンソーシアムが、セキュリティとデータ流通促進の2WG を開催

Submitted by Bob Mick on

総務省と経産省はこのほど、両省が事務局を務めるIoT 推進コンソーシアムの専門WG (ワーキンググループ)活動として、IoT セキュリティと、データ流通促進の2つのWG 活動を始動することを明らかにした。IoT セキュリティWG では、IoT システム特有の性質に着目し、IoT 機器等の設計・製造・構成・管理に求められるセキュリティガイドラインと、IoT 機器の通信ネットワークへの接続に係るセキュリティガイドラインの2題についてそれぞれサブワーキンググループを設置して議論し、2016年春頃の次回WG でガイドラインをまとめる。

データ流通促進WG は、分野・産業の壁を超えてデータに関する取引を活性化させることを目的として開催され、事業者間でのデータ流通取引時に課題となる契約のあり方やルールを、ユースケースに基づき検討していくことで、新たなビジネス創出を促進する。具体的には、IoT 推進ラボへの参加企業などからのヒアリングを踏まえ、利活用が期待されるデータをユースケースとして取り扱い、データの特性に応じた契約条項やデータの権利帰属の考え方、プライバシーの問題などの課題を抽出して検討する。タクシーのプローブ情報、スマートフォンアプリの移動情報などが検討される予定である。

なお、IoT 推進コンソーシアムの法人会員数は、2016年1月18日現在で1,583社。