プロセス安全とサイバーセキュリティの融合が自動化専門家の新たな課題に

Submitted by Bob Mick on

産業用プロセスの自動化は、多様なエンジニアリングと技術的な専門領域(disciplines)に導かれることにより、確立された実践である。自動化に関わる専門領域の違いに関わらず、必要とされる技能と能力は、変化する技術、環境および要求事項に対応して、継続的に進化し、変化している。

ISA を設立母体とし、OMAC、WINA を創立会員と する Automation Federation (米自動化連合)は、これに関連する能力のモデル化に貢献してきた。このモデル化では、中核となる自動化技能に加えて、自動化の専門家はまた、プロセス安全やサイバーセキュリティなど関連する専門領域にも精通している必要があることを認めている。サイバーセキュリティの観点から安全を確保されなかったプロセスは、同時に潜在的に(物理的にも)危険であるという認識が高まっている。そしてこのことが、産業用サイバーセキュリティの向上が喫緊の課題であることを示している。

これらの領域間の密接な協働が必要であることは明白である。この協働を成し遂げるために有効なモデルはまだ進化し続けており、事例研究を通じて専門領域や個別産業分野で横断的に経験を共有することが極めて重要となっている。(Eric Cosman)

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