BASF と住友化学、持続可能な社会に向けた化学品安全性評価システムの構築で共同

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住友化学と独BASF (本社:ルートヴィヒスハーフェン)はこのほど、持続可能な社会の実現に向けて共同研究を開始することに合意したと発表した。共同研究の第一歩として目指すのは、従来法に較べて効率的で精緻な評価が可能となるような、培養細胞を用いた、生体を使わない化学品安全性評価システムの構築である。

近年、農薬や医薬品などの登録申請に関する規制は厳しさを増し、従来よりもさらに精緻な安全性評価データの提出が義務付けられている。一方、動物福祉の観点から、動物試験を減らすよう求める声が世界的にも高まりつつある。このため、住友化学とBASF は、安全な化学品の提供と従来の動物試験を削減するシステムの構築を目指す。

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