シュナイダーが3開発拠点でISASecure SDLA 認証を取得

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ISA 内組織で制御システム・機器向けの試験及び認証のための仕様とプロセスを確立するためのコンソ-シアムISCI (ISA Security Compliance Institute)は先ごろ、組織の制御システム・機器のセキュリティ開発ライフサイクルを評価対象とするセキュリティ認証 ISASecure SDLA(Security Development Lifecycle Assurance)を、シュナイダー・エレクトリック(Schneider Electric)の製品開発センタ3拠点が取得したことを明らかにした。米エクシーダ(exida)が認証機関として同評価作業を実施した。

ISASecure SDLA を取得したのは、シュナイダー・エレクトリックが米マサチューセッツ州フォックスボロ(Foxboro)、英ウォーシング(Worthing)、インド・ハイデラバード(Hyderabad)の3カ所に展開するプロセス・オートメーション事業製品開発センタであり、これらが業界でSDLA 認証を取得した第一号となった。同認証は、組織のセキュリティ開発プロセスを評価するもので、セキュアなコンポーネントまたはシステムを開発するための開発プロセスが規定(文書化)されていることや、当該開発に基づき開発が行われていることを要件としている。国際サイバーセキュリティ標準規格に基づき、産業オートメーション・制御システム(IACS)を対象とするサイバーセキュリティ対策向上のための業界全体の取組みを加速させることを目的に設けられた。(Shin Kai)