富士通、GE のユーティリティ向けネットワーク型資産管理ソリューションの国内販売を開始

Submitted by Bob Mick on

富士通はこのほど、ゼネラル・エレクトリック・インターナショナル・インク(GE、本社:米コネチカット州)と、GE のネットワーク型資産管理ソリューションSmallworld の日本国内での販売を行うことで合意し、販売を開始した。

電気・ガス・水道・通信などのユーティリティ分野を対象市場とするGE のSmallworld は、地図情報だけを提供する一般的なGIS(Geographic Information System:地理情報システム)とは異なり、業種ごとに最適化された資産管理機能を含んだパッケージソフトウエア・ソリューションとして、すでに1,300社以上の導入実績がある、という。

電力事業における送配電設備や、ガス事業における導管設備、通信事業における通信設備など、業種により管理対象となる設備は異なるが、業種固有の設備資産に最適化された同ソリューションを導入することにより、顧客は専用のアプリケーションを個別に開発する必要がなくなり、システムの導入・運用にかかる時間と費用を削減できる。また、管理対象となる資産数が膨大なシステムでも処理速度を低下させずに利用できるといった大規模システムでの高いパフォーマンスを特長としている。加えて、外部データベースや周辺システムとの連携による拡張性能にも優れている。

富士通は、Smallworld を、自社のエネルギ事業者向けソリューションに加え、システムインテグレーションや保守・運用サービスとともに提供することで、エネルギ業界を中心にビジネス拡大を図る。一方GE は、富士通が持つ国内販売・サポート網とICT システム構築力を活用して同パッケージソリューションの拡販を目指す。