アスペンテック、EPC に超大型プロジェクトの支援策を提供

Submitted by Bob Mick on

シンガポール在住のARC アドバイザリ・グループのアナリストはこのほど、アスペンテック(AspenTech)の幹部役員と会い、エンジニアリング、調達、建設企業(EPC)に対する同社の取組みとソリューションについて意見を交わした。

EPC は、世界中で多くの潜在的に高収益をあげる機会を持ち合わせているが、一方でしばしば厳しいビジネス環境にさらされている。特に石油・ガス分野のプロセス産業プロジェクトは、一段と大型化、複雑化、グローバル化してきている。これに対応して、EPC は、優れた売込み力や、プロジェクト管理や技術的なスキルを備えた人材を惹きつけ、育て、維持する必要がある。と同時に、EPC は、限られた予算と厳しい納期の中でプロジェクトを完了するというオーナ・オペレータからの要求圧力に直面している。これは、とりわけ原油価格の劇的な下落がもたらす現在の市場状況には合致していて、収益を圧迫されたオーナ・オペレータは一段と厳しい出費の引き締めにかかっている。

アスペンテックにとって、EPC は、同社プロセス産業用ソフトウエア製品の主要な顧客層である。とりわけそのAspen Engineering Suite は、石油・ガスや化学プロセスの設計、シミュレーション、最適化のためのAspen HysysやAspen Plus を含み、Aspen Basic Engineering は物理的なプラント設計向けに提供され、Aspen Economic Evaluation にはプロジェクト・コスト計算ツールが含まれる。

アスペンテックは現在、とりわけアジア地域のEPC に対して焦点をあて、投資を増やしているが、ここでは、EPC が、プロジェクトの見積り、設備投資および運用コストの抑制、グローバル規模での遂行能力とプロセス安全の能力を高めることにより、顧客に対してより高い総合的なパフォーマンスと価値の拡大を提供できるようにすることを目指している。(Bob Gill)

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