ARC 産業フォーラムが2月に開幕、地域3拠点に展開

Submitted by Bob Mick on

ARC アドバイザリ・グループは、2016年2月8-11日の4日間、米フロリダ州オーランド(Orlando)で第20回年次ARC 産業フォーラムを開催する。同イベントは2016年以降のグローバルのプロセス産業、ディスクリート産業、インフラ事業の課題と展望を総覧するもの。これに続きARC は、地域フォーラムとして、3月2-3日には、オランダのアムステルダム(Amsterdam)でARC 欧州産業フォーラム(EIF)を、7月7-8日にはインドのバンガロール(Bangalore)でARC インドフォーラムを、7月12日にはARC 東京フォーラムを順次、開催する。

産業・インフラ系企業は、20世紀後半に成立したコンピュータ活用型のビジネスモデルを超えて次の世代へと移行しはじめている。新たなモデルとして追及が始まっているのは、強力なソフトウエアや分析機能を伴ったつながるインテリジェント製品の活用である。それによってスマートな製品や、新サービス、運用モデル、新たな製品技術、設計や調達の新たな手法などの技術革新が期待されている。これとともに、新規のパートナー、新たな事業機会をともなうバリュー・ネットワーク全般の変化が予期され、翻って、新たな競合、新たな脅威なども予想される。

産業用IoT(IIoT)、スマート製造、インダストリ4.0、デジタイゼーション、コネックテッド・エンタープライズなどの語を用いて表現される概念は、一時の流行騒ぎの段階を過ぎて、いまや事業化の事例を伴った現実的ソリューション提案と導入の段階に移りつつある。

低価格で、実装が容易なセンサの導入で既存の製品や工場はどのように変わるのか。サイバーセキュリティの脅威が破壊的技術革新にブレーキをかけるのか。機械装置類は、どのようなインテリジェンスを持つようになり、それがどのような価値をもたらすのか。Wi-Fi やLTE が果たす役割は何か。ビッグデータ、予知分析、処方的分析はどのように運用面の変革をもたらすのか。アフターマーケット・サービスにはどのような事業機会が訪れるのか。これら変革を可能にするためのソフトウエアに要求される機能要件は何か。どの業種が先行しているか。変革を進める思考法を育成するために組織が取りうるステップは何か。2月以降のARC 産業フォーラムでは、これらの課題を巡って、基調講演、パネル討論会、および多数のワークショップ、分科会が予定されている。

詳細は以下のリンクをご参照下さい:

ARC グローバル産業フォーラム

ARC 欧州産業フォーラム(EIF)

ARC インドフォーラム

ARC 東京フォーラム