最大限の設備能力を引き出す

Submitted by Bob Mick on

製造会社や他の産業分野企業は、自社のすべての生産設備から最大限の事業価値を引き出そうと努めている。ここで、自動化設備や他の運用技術(OT)が重要な役割を果たすことができる。

いつも自明というわけではないが、多くの生産施設は、普段は見えない、あるいは偶発的にしか機能しないような処理能力を備える設計になっている。その性能を引き出すチャンスは、試運転の時点からあり、OT が生産を促進するしかたを改善する機会が存在する。同様に、企業管理層がこれらの性能向上に目を留める機会はほとんどないといってよい。なぜなら、そのような性能の向上は、故障率や、製品生産の品質のばらつきや、他の財務情報以外の指標で示されるからである。

今日のグローバルで激しい競争を行っている製造環境において、投資するすべての機会が平等に考慮されることが必須である。これには、それぞれの機会における潜在的な価値と潜在的なリスクの比較検討が含まれる。これらの機会は、会社の管理プロセスに沿った総資産利益(return on assests: ROA)や純現在価値(net present value: NPV)や他の評価基準による事業価値という観点で示される必要があり、そうすることで、設備投資が他の投資機会と平等に評価されることが可能になる。(Dick Hill)

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