中国の新常態がオートメーション・サプライヤとエンドユーザに生み出す好機

Submitted by Bob Mick on

先のARC Insight レポートで論じたように、2015年の中国におけるオートメーション市場全体の低迷は、多くの複雑で構造的な理由が原因であった。ARC アドバイザリ・グループは、この動向は、次のビジネス・サイクルが持ち上がってくるまで「新常態」を示し続けると考えている。

とりわけ中国のプロセス・オートメーション市場は、前例にない段階にはいってきた。成長率は控えめの見通しであり、成熟市場は、設備投資主導型ビジネス・モデルから離れて、卓越経営を通じてオートメーションや生産設備のパフォーマンスを最大化することに焦点を絞るモデルへと方向転換している。この実現には、オートメーションのエンドユーザとサプライヤが努めて協働することが必要である。この新たなビジネス・モデルに素早く適合可能なオートメーション・サプライヤが、今後何年間も中国市場で最大の成功を享受する企業になる可能性がある。

中国のこれまで非常に活発な経済が、より持続安定的な成長レベルに落ち着くにともなって、GDP全体に対する製造業の実質的な貢献度は低くなるだろう。不十分な需要と過剰供給能力により、重工業プロセス産業はとりわけ、低迷の大きな打撃を受けてきた。同時に、彼らは、税負担と労働賃金、土地価格さらに原料費の上昇により、一段のコスト圧力に直面している。(Rex Sun)

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