Submitted by Bob Mick
on
ノルウェーに本拠を置くDNV GL は、業界パートナ企業ペトロブラス(Petrobras)、シェル(Shell)、スタトイル(Statoil)、ウッドサイド(Woodside)と共に、海底処理システムを標準化するための業界提携プロジェクト(joint industry project: JIP)を先導している。DNV GL によると、海底開発プロジェクトは、資材原価上昇や原油価格下落により厳しい事業環境に直面しており、業界の活動を簡素化する必要に迫られている。このJIP は、海底ポンピングをはじめとして、海底サプライチェーンを通じて利益確保を確実にするために標準化を推進するプロジェクトへの参加企業を募っている。
JIP の「海底処理-海底ポンピングの標準化」は、業界知識を深め、海底ポンピングから始まる海底処理についての標準化の可能性を調査することにより、海底ポンピング開発の進展を後押ししようとしている。DNV GL によると、標準化は、システムレベルで標準機能の記述と仕様に基づくことを通して、依然としてカスタム仕様の施設を可能にする柔軟性をもっている。その一方で、標準化はまた、価値連鎖の中で予知性を高めるから、依然として技術革新と新技術を採用する自由を許しながら、コストの削減と建設速度を速めることが期待される。(Tim Shea)