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BP と中国石油天然気集団（China National Petroleum Corporation : CNPC）はこのほど、中国、四川盆地内江－大足（Neijiang-Dazu） 区域におけるシェールガスの掘削・開発・生産で生産物分与契約（PSC）を結んだ。BP グループ最高責任者のボブ・ダッドレイ（Bob Dudley）氏とCNPC 董事長の王宜林（Wang Yilin）氏によって調印された契約は、BP の中国での最初のシェールガスPS 契約であり、その契約がカバーする地域の広さは約1,500平方キロメートルに及ぶ。CNPC がこのプロジェクトのオペレータになる。
このPS 契約は、2015年10月、中華人民共和国の習近平国家主席の英国訪問中に調印された戦略的協力におけるBP とCNPC の枠組み合意の最初の成果である。この枠組み合意では、非在来型資源のほかにも、中国内で将来の可能性として燃料小売の共同事業、世界的な原油掘削やLNG の取引、炭素排出量取引に加え、低炭素エネルギや実践管理に関する知識の共有にまで及んでいる。
BP のエネルギ予測（2016年版）では、シェールガスは、2035年までに世界で生産される全ガス量の4分の1を占め、中国がこのシェールガス生産増に対する最大の貢献者になると予測している。（Tim Shea）