WIN-911 がナショナル・インスツルメンツのLabVIEW と連携

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警報告知ソフトウエアで有力なWIN-911 はこのほど、テスト、計測、制御ソリューションの有力企業であるナショナル・インスツルメンツ(National Instruments)との新たな提携を発表した。WIN-911 の警報告知ソフトウエアは、ナショナル・インスツルメンツのLabVIEW システムと統合され、両社それぞれの産業用モノのインターネット(IIoT)の品揃えに追加される。

LabVIEW システム設計ソフトウエアは、開発環境をエンジニアや科学者に提供して、製造業の生産性を加速し、エンジニアがエンジニアリング・システムをより簡単に生成し、可視化し、プログラムするのに役立っている。今日では、自動車、航空宇宙、ライフ・サイエンス、エネルギなどの各産業分野の開発ツールとして活用されている。

ユーザは、WIN-911 のOPC DA 接続機能を使用して、LabVIEW で WIN-911 V7.17 を設定することができる。この設定により、監視を目的として適切な要員に向けて既存の警報を取り込んだり警告範囲を調整できる。取り込みが完了すると、ユーザはWIN-911 V7.17 が提供するエスカレーション・ツールを活用できるようになり、これによって警報の通知先、カスタム作業スケジュール指定、さらにカスタム招集リスト作成を実現できる。

WIN-911 は公共インフラ、製造業、石油・ガス、ビル管理などの産業分野で使用されているオートメーション・システムにモービィリティを加えるIIoT ソリューションである。WIN-911 の主要な機能の一つは、運用管理情報(operational intelligence)を活用して、適切な要員やデバイスに対して、マシン警報の送出先を選択し、エスカレートし、経路を特定して送出することである。WIN-911 はほとんどの制御ソフトウエア(SCADA、 HMI、および/または DCS)と連携できる。(Craig Resnick)

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