デル（Dell）はこのほど、モノのインターネット（IoT）の技術とソリューションの高度化を目的としてデル IoT ソリューションズ・パートナー・プログラム（Dell IoT Solutions Partner Program）を開始すると発表した。このプログラムは、同社がパートナー企業とのエコシステムを構築することにより、顧客が、バラバラなIoT の構築・運用環境を通過する際に、自社のIoT ソリューションを開発するのに最適な技術を見出せるようナビゲートする。デルは、コンピュータ技術の世界的なリーダー企業として、参画しているパートナー企業に同社の製品群の活用、グローバル支援、着実な事業成長のためのさらなる機会を提供する。
同プログラムは、経験豊富な独立したソフトウエア・ベンダ（ISVs）の世界規模の多層的（エグゼクティブ、アソシエイト、レジスタード）ネットワークにデルの幅広いIoT 資産の製品群を結び付ける。このデル製品群には、特定用途専門のインテリジェント・ゲートウェイと組込みPC、セキュリティと管理ツール群、データ・センタとクラウド基盤、さらにブーミー（Boomi）やスタティスティカ（Statistica）のようなデータ統合と分析ソフトウエアが含まれる。これらの資産は企業が最先端のIoT ソリューションを開発し、展開し、維持管理するのに役立つ。
デルは、情報技術（IT）と運用技術（OT）の企業と連携して、それぞれの企業によって異なる事業展開の差異を埋めるための統一したIoT戦略を生み出す。同プログラムは、幅広い業界にわたる企業を含んでおり、産業分野やビル・オートメーションや輸送といった分野におけるデルの専門技術を一段と強化する。立上げ時には25社を超えるパートナーが揃い、中にはGE、SAP、ソフトウエアAG（Software AG）、マイクロソフト（Microsoft）、OSI ソフト（OSIsoft）などが含まれる。これら企業の多くは、デルのエッジ・ゲートウェイ（Edge Gateway）5000 シリーズを、提供するIoT ソリューションに組込んでいる。デルはまた引き続いて、業界の専門技術と展開能力を備えたシステム・インテグレータ（SIs）との関係構築に努める。（Chantal Polsonetti）