TCS、豪UNSW との提携プログラムの覚書に調印

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ITサービス、コンサルティング、事業ソリューションの有力企業であるタタコンサルタンシーサービシズ(Tata Consultancy Services: TCS)はこのほど、ニューサウスウェールズ大学(University of New South Wales : UNSW)と技術研究の協働を進めるための覚書(MOU)に調印した。この合意は、オーストラリアのシドニー(Sydney)で催されたTCS のアジア‐パシフイックサミットにおいて、TCS の最高技術責任者(CTO)のアナンス・クリシュナン(Ananth Krishnan)氏とUNSW 副学長のブライアン・ボイル(Brian Boyle)博士によって調印された。同合意により、同大学とTCS が、機械学習、仮想現実、ロボット、データ分析機能、クラウドコンピューティングといった共通に関心のある領域で連携できるようになる。この覚書はまた、TCS の世界の研究施設で学者間の交流やUNSW の学生の実務研修の受入れの機会を拡張する。

TCS は、研究領域における新規開発を促進するために、世界的に有力な学術機関との協力関係を構築することに力を入れている。学術機関との提携プログラムは同社の共創ネットワーク(Co-Innovation Network: COIN)の一環であり、これにより多種分野にわたる先端技術の協調的IT 研究のための環境を整備する。(Titli Chatterjee)

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