Submitted by Bob Mick
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ARC アドバイザリ・グループは先ごろ、米テキサス州ウッドランド（Woodland）で開催されたSAP の化学業界向け優良事例イベントに参加し、そのパネル討論会で話をする機会があった。イベント企画会社のジ・イベントフル・グループ（The Eventful Group）により運営されたこのイベントには、主として北米から300人を超える出席者があった。
米国化学工業協会（American Chemical Council: ACC）の会長であるカル・ドゥーリー（Cal Dooley）氏が、開会の基調講演を行った。彼は、米国の化学製造業の状況に関して興味深いデータを紹介したが、中でも米国が主として原料の優位性により、高コストの化学品生産者からコストが2番目に低い生産者に移行したという事実を紹介して注目された。今年だけに限っても、業界は、250件以上のプロジェクトを発表しているが、それらの61％が海外からの企業による。ドゥーリー氏はまた、米国のエネルギ関連の利益還元が長期間継続することを業界が期待していることを示唆した。
この基調講演は、会議の重要な基調をなした。業界の明るい面（upside view）を提供する一方で、事実は、全ての業界がコモディティ化や政府規制といった逆風に直面してもいる。会議では3つのポイントが重要と思われた。すなわち、事業プロセスの変化は避けられないこと、外部との協働が鍵を握ること、そしてS/4HANAは達成可能な変化を可能にする高性能のプラットフォームを提供できること、である。（Mark Sen Gupta）