ソルベイ・ケミカルのDCS 更新事例- ARC フォーラムから

Submitted by Bob Mick on

オートメーション・システムの更新に関して妥当な説得力をもつことは決して容易ではないが、克服できない課題ではない。先ごろ米フロリダ州オーランド(Orlando)で開催されたARC インダストリ・フォーラムにおいて、ソルベイ・ケミカル(Solvay Chemical)は、同社の米ワイオミング州グリーン・リバー(Green River)サイトで先般実施したDCS 更新に関しての発表を行った。このプロジェクトは、横河電機の1998年式 Centum DCS から最新のCentum VP/R5 オートメーション・システムへの更新に関わるものであった。

2つの要素がこのプロジェクトの立上げを急がせた。その第1は、初期システムで重要な役割を果すマイクロソフトWindows XP のサポート期間が終了するという事態であった。次にプラントの5年毎のシャットダウン定修期が近づいていた。大規模な制御システム移行の観点からすれば、この好機を見逃すわけにはいかなかった。同プラントのチームは、この更新に対してまず承認と資金繰の獲得に向け優れた作業をこなし、続いてプロジェクトを遂行した。この結果、この新システムにより、同プラントがソルベイ・ケミカルの「ワールド・クラスの工場」の看板に相応しくなった。(Dick Hill)

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