シーメンス、ベーシック・コントローラの品揃えを拡大

Submitted by Bob Mick on

シーメンス(Siemens)はこのほど、シマティック(Simatic)S7-1200 ベーシック・コントローラ(Basic Controller)に数種の新しいモジュールと機能を追加した。新製品の一つであるエネルギ・メータ(Energy Meter)モジュールSM1238 は、正確にエネルギ流量を表示する。ベーシック・コントローラはまた、低電力範囲におけるフェールセーフ・アプリケーション向けにCPU 1212FC を採用して機能を強化した。シマティックS7-1200 ベーシック・コントローラのファームウエアは、TIA Portal V14 エンジニアリング・フレームワークの最新版で更新されており、追加機能を含むように拡張された。今回のリリースは、メディア冗長化プロトコル(MRP)と2ポートのCPU1215 およびCPU1217  向けのプロジェクト・データをバックアップするためのバックアップ/リストア機能を含む。

装置に関連するエネルギ管理の分野に関心を向けるオペレータのためにシーメンスが提供する省スペースの拡張モジュールSM1238 は、わずか45mm幅で、直接装置の上に設置してエネルギ流量を簡単、正確に表示するために使われる。この測定値は、CPU 内で直接処理され、ベーシックもしくはコンフォート・パネルなどのHMI システムで表示される。SM1238 エネルギ・メータ・モジュールは、変圧器無しの直接接続によって、1相もしくは3相ネットワークで480VAC までの電圧などの電気的測定値を記録する。

ユーザは、過電圧および低電圧、過負荷、許容値、許容時間の診断パラメータを自由に調整できる。変換係数が最大10,000までの1もしくは5アンペア容量の外付け変流器が電流を測定するために使用されている。(David Humphrey)

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