設備ライフサイクル情報管理基盤の新展開

Submitted by Bob Mick on

地域経済の成長とともに、新たな社会基盤、ユーティリティ、産業プロセス・プラントに対する世界的な需要が増大している。世界のいくつかの地域における経済成長の鈍化によって、新規の設備投資プロジェクトの数や規模が減少する一方、最近完成したプロセス、ユーティリティ、他の産業プロセスのプロジェクトでは今後、長期間の運用と保守(O&M)段階への移行が待ち受けている。

一般的に、運用費に関連する活動には、何年にもわたり存続する設備を保守し最適化するための一連のソリューションやアプリケーションが必要である。高価で複雑な設備を運用し保守しているオーナ・オペレータにとって、堅牢な設備管理ソリューションは経営の要である。さらに、産業用プロセス・プラント、ユーティリティ、他の設備集約型の施設における運用、保守、エンジニアのスタッフは、エンジニアリング情報とリアルタイムの設備状態監視情報の双方にアクセスする必要がある。これらの「つながるプラント」には、包括的で堅牢な設備ライフサイクル情報管理(ALIM)の環境が必要であり、これを、新たな産業用モノのインターネット(IIoT)エコシステムから供給されるつながるスマート設備、ビッグデータ、予知保全が支えている。

ARC の調査によると、情報管理とそれに対するアクセスは、EPC(設計・調達・建設)コントラクタにもオーナ・オペレータにも、等しく重要である。EPC コントラクタには、プロジェクトを完成するために管理の徹底した情報が必要であり、オーナ・オペレータには、彼らが通常、施設の運用と保守に使っている設備管理/保守管理システムの中に容易に取込むことが可能な形式で、(EPC から)彼らに引き渡された正確で最新の情報が必要である。(Dick Slansky)

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