少ない投資で収益性を高めるプロジェクトFEED のあり方

Submitted by Bob Mick on

先ごろ米フロリダ州オーランド(Orlando)で開催されたARC アドバイザリ・グループの産業フォーラムで議論された共通のテーマの一つは、最近の投資プロジェクトが、しばしば過度に達成までの長期化と、コスト増と、リスク増大に晒されていることであった。たとえ比較的短い納期遅れの場合でも、数百万ドルもの設備投資負担増と生産面での損失負担を企業に及ぼすことになる。これは、収益性と事業損益全体の双方に影響する。

多くのオーナ・オペレータやEPC(エンジニアリング、調達、建設)コントラクタによると、オートメーションは、多くの場合、これらのプロジェクトの遅延のクリティカル・パス(結果が甚大な障害を引き起こしやすい経路)上にある。開発プロジェクト期間とそれよりはるかに長期にわたるプラント運用のライフサイクルの期間中ずっと残存する不完全なフロントエンド・エンジニアリング・デザイン(FEED)問題は、とりわけ問題の根が深い。

問題の主要な部分は、オーナ・オペレータや彼らと契約するEPC に、とりわけ産業プロセスやこれと関連するオートメーション技術の深い知識を持ち合わせている有能な作業員の蓄えがますます限られてきていることである。このことが、利益を確保し、顧客の需要や市場の条件の耐えざる変化に対応することを難しくしている。人材や資本資源の減少に直面しながら、誰もが「より少ない投資で、より利益性を高める(do more with less)」ことを求められている。

それに応じて、少数の有力なオートメーション・サプライヤが、独自の資源を増強し、彼らの技術とノウハウを掻き集めてそれぞれのFEEDサービスを提供している。その目的は、開発投資プロジェクトと継続的運用の双方のクリティカル・パスからオートメーションを切り離すことを支援することである。(Craig Resnick)

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