RTI のDDS 標準利用スマート・グリッド・セキュリティ研究開発にDOE が資金援助

Submitted by Bob Mick on

産業用モノのインターネット(IIoT)の接続基盤を提供するリアルタイム・イノベーションズ(Real-Time Innovations: RTI)はこのほど、DDS(Data-Distribution Service)標準利用のスマートグリッド研究を継続支援するために米国エネルギ省(U.S. Department of Energy: DOE)から資金援助を受けたと発表した。

今日の電力網は、中央集約型構造に依存しており、発電や需要の急速な変化を生む太陽光や風力といった間欠的な分散型エネルギ源(Distributed Energy Resources: DERs)の高まる普及を効果的に管理するための課題に直面している。この構造が、新たなDER 設置に適合し、統合するにつれて、電力網のエッジ部でのセキュアで、低遅延で、分散型の制御が必要になる。このことは、拡張性や信頼性における新たな課題を生み出し、同時にサイバー脅威にさらされるネットワークが増えつつある。

RTI は、DOE と協働して、次世代型の米国スマートグリッドのサイバーフィジカルな通信基盤を強化しセキュアするソリューションを開発するために選抜された。RTI は、自社のリアルタイムの商用接続ソフトウエアRTI Connext DDS の上に、既存の電力網システムと接続可能で、オープンで、耐故障性があり、分散型のソリューションを開発することになっている。RTI はまた、適用性や整合性を確実にするために、国立研究所や、ユーティリティ企業、研究機関や、製造会社や標準化機関と密接に連携している。(Chantal Polsonetti)

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