ロックウェル、オートメーションシステム設計の統合開発環境を強化

Submitted by Bob Mick on

ロックウェル・オートメーション(Rockwell Automation)はこのほど、同社の2016 オートメーション・フェア(Automation Fair) で、統合開発環境ロックウェル・ソフトウエア・ステューディオ5000(Rockwell Software Studio 5000)の機能強化版を発表した。これには、エンジニアリングツールの拡張統合と、カスタムコードに替わる事前設定済みのアプリケーションコンテントと、セキュリティ強化に役立つ新機能を含む。このソフトウエアは、オートメーションシステム納入に対する早期納入のプレッシャーを受けつつ設計・調整工程を簡素化するのに役立つツールを探しているエンジニアの要望に応える。

新版により、ステューディオ5000 アーキテクト(Studio 5000 Architect)アプリケーションは、Eplan やAutoCAD といったエンジニアリングツールと協働してデータ交換が可能になった。この双方向のデータ転送は、エンジニアが、エンジニアリングツールからステューディオ5000 ソフトウエアに制御データを手動で再入力する必要を軽減することにより立上げ時間の改善に役立つ。

同社はまた、ステューディオ5000 アプリケーション・コード・マネージャ(Studio 5000 Application Code Manager)アプリケーションに事前開発済みのアプリケーションコンテントを追加した。エンジニアは、カスタムコードを生成する作業の替わりに、このコンテントを活用することができ、それによって、時間を節約し、システムの標準化を簡便に実現できるようになる。このコンテントには当初は、同社のプロセスオブジェクトのライブラリおよび制御コードのマシン・ビルダ・ライブラリ、HMI フェイスプレート、警報、イベントとヒストリアンのタグが含まれる。(Craig Resnick)

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