ロックウェルがマグネモーション買収を完了、モーション制御事業を拡大

Submitted by Bob Mick on

ロックウェル・オートメーション(Rockwell Automation)はこのほど、サーボ制御による独立カート技術を用いて特許を取得済みのコンベア搬送システムの製造企業であるマグネモーション(MagneMotion)の買収を完了することにより、モーション制御事業を拡大したと発表した。この新たな追加製品は、既存のロックウェルの制御、安全およびセンシング・ソリューションの中に統合され、製造企業が設備機械間やプラント内を通貫して製品や重量物を搬送するのに役立つ。

マサチューセッツ工科大学(MIT) の博士レベルの研究者によって開発されたマグネモーションのシステムは、搬送車両や稼働フレームの動作を制限するケーブルを使用することなく、様々な移動長、速度、推力などの要求に適合するアプリケーション向けに設計されている。このシステムは、リニアモータ同期技術を使用することにより、製造企業が高速の処理能力や高い柔軟性を達成し、設備機械内を貫通して、あるいは機械設備の間で多様な製品を搬送するのに役立つ。

今回の買収は、ロックウェルがモーション制御事業の強化を目的とした大型投資の第2段であり、2014年に買収したジェイコブズ・オートメーション(Jacobs Automation)と同社のiTRAK システムに続くものである。(Craig Resnick)

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