ロックウェルがコネクテッド・エンタープライズの機能を拡張-オートメーション・フェア2015 から

Submitted by Bob Mick on

ロックウェル・オートメーション(Rockwell Automation)は、「コネクテッド・エンタープライズ(The Connected Enterprise)」のビジョン普及活動を継続している。同社によれば、コネクテッド・エンタープライズは、技術そのものに関わるものではないが、企業が産業用モノのインターネット(IIoT)や関連する技術的な取組みを導入することで引き出しうる価値に関するものである。今日、これを可能にする技術には、情報管理や分析機能、スケーラブル・コンピューティング、モビリティや可視化、セキュアなネットワーク基盤、複合領域の制御と情報、およびスマート設備などが含まれる。

データ分析機能、クラウドや仮想化、およびモビリティなどのIIoTベースの産業用アプリケーションが、すでに利用可能であるのは明らかである。とは言え、コネクテッド・エンタープライズがデータ活用技術に文脈付けや分析をもたらすことで、データを実用的な情報に変換して意味のあるものにする、とロックウェルは考えている。スマート・デバイスは、さらに多くの分析対象を追加する。この技術はまた、既設の旧式システムにも適用が可能であり、それによって古い技術を「引きはがして取換える」必要をなくす。

コネクテッド・エンタープライズは、単にアプリケーションをつなぐに留まらない。それは、人と人を結び付ける。また、より柔軟な方法で作業プロセスをつなぐため、それらの作業プロセスは組織を超えて拡張が可能であり、企業をサプライヤと顧客に結びつける。このビジョンを先進化するために、ロックウェルは多くの新たなソリューション更新版を発表し、同社の主力イベントであるオートメーション・フェア(Automation Fair)をこのビジョン展開のためにフル活用した。(Craig Resnick)

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