ロックウェル、機械安全の簡素化を実現するコントローラを発表

Submitted by Bob Mick on

ロックウェル・オートメーション(Rockwell Automation)はこのほど、アレン・ブラッドリー(Allen-Bradley)ブランドのCompact GuardLogix 5370 コントローラを発表した。同製品により、企業は、最大16軸まで使用するアプリケーションにおいて、安全とモーション制御用に共通のネットワークやコントローラを使用できる。同製品は、製造企業や装置組立て事業者が機械とシステム全体の安全性を簡素化かつ標準化し、幅広い標準機械やカスタム機械の安全性を設計し、簡素なシステム・アーキテクチャの実現を容易にする。

同コントローラはまた、ユーザが、機械安全のためのSIL 3、Performane Level (pl) e、カテゴリ4を達成しているグローバル安全標準に対応するのにも役立つ。アレン・ブラッドリーKinetix 5500 サーボ・ドライブもしくは同 PowerFlex 527AC ドライブと組み合わせて使用する場合、ユーザはEtherNet/IP上で安全トルク・オフ機能(safe torque off)との統合を実現できる。

他のLogix コントローラ製品と同様に、ロックウェル・ソフトウエア(Rockwell Software)のStudio 5000ソフトウエアが、Compact GuardLogix 5370 コントローラを設定し、制御システムの多くの要件を開発するために活用される。データが一度定義されると、その後は、様々な機械のタイプにわたりアクセスでき、再使用できるので、システム開発や試運転の時間を短縮するのに役立つ。さらに、安全と標準制御の双方に単一プログラムを使用できる環境は、手動で標準メモリと安全メモリを分離したり、ロジックから安全を切り離すために仕切りを設ける必要性をなくすのに役立つ。(Craig Resnick)

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