日立製作所、IoT プラットフォームの事業拠点を米サンタクララに開設

Submitted by Bob Mick on

日立製作所はこのほど、デジタルソリューション事業の拡大に向け、IoT プラットフォームの開発・構築を強化する一環として、米カリフォルニア州のシリコンバレーに位置するサンタクララ(Santa Clara)に、サービス&プラットフォームビジネスユニット(プラットフォームBU)のグローバル本部(HQ)を開設することを明らかにした。同拠点がプラットフォームBU 事業で北米、欧州、日本などのグローバルチームをリードする体制を作る。また、この新拠点の設置を含め、2016~2018年度の3年間累計で約1,000億円を投資する。

同社は、高度なインフラシステムを提供する社会イノベーション事業を推進するなかで、顧客に近い12のフロントBU、プラットフォームBU、インダストリアルプロダクツBU の3階層からなる事業体制を始動している。プラットフォームBU は、IoT プラットフォームをフロントBU に提供することにより、フロントでのイノベーション創出を後押しする。プラットフォームBU が開発、構築するIoT プラットフォームは、分析、人工知能、セキュリティなどのIT と、鉄道運行管理、プラント制御などで培われたOT の融合により生み出されるデジタルソリューションのソフトウエア群である。

なお、5月10日にサンタクララで開催される展示会IoT World の基調講演で、開設するグローバルHQ の概要を含む同社のIoT 事業戦略に関して詳細を発表する予定である。