日立、シンガポールのRO 膜システム子会社と水関連設備エンジ子会社を合併

Submitted by Bob Mick on

日立製作所はこのほど、インフラシステム事業の東南アジア地域統括会社Hitachi Infrastructure Systems (Asia) のシンガポールにおける100%子会社で、RO(逆浸透)膜システムの設計から製造、保守を手がける日立アクアテック社(Hitachi Aqua-Tech Engineering)と、商業施設・公共施設及び住宅向け水関連設備のエンジニアリングを手がけるアクアワークス社(Aqua Works and Engineering)を2016年4月1日付けで合併すると発表した。合併後の存続会社は日立アクアテック社となる。

合併は、アジア地域や島嶼国において、リゾートや商業施設、高層集合住宅向けの水・環境ソリューション事業の一段の強化を目的とするもの。日立アクアテック社のRO膜システムとアクアワークス社の水を利用した景観設備を組合せた総合提案力の強化と、両社の顧客基盤を通じた受注機会の拡大を図るとともに、経営リソースの集約による一層の経営効率向上を目指す。合併後の日立アクアテック社は、約150名規模で、2015年度売上げ見通しは約25億円。2018年にはシンガポールやモルディブなどを中心としたアジア、島嶼国の商圏において約30億円の売上げを目指す。