PTC のつながる製造への変革の道のり

Submitted by Bob Mick on

ARC は先ごろ、PTC の製造業チームによる概況説明会に参加し、PTC が製造の領域でどこに向かおうとしているかについて、さらにIIoT やつながるスマート工場の観点から、全く新しい理解を得た。数年前にもし誰かに、PTC は製造領域で何を提供しているかと尋ねられたら、同社の製造ソリューションは、WindChill MPM(製造プロセス管理)やGE インテリジェント・プラットフォームズ(現在はGE デジタルの一部)とのMES ソリューションでの提携関係に限定されていると答えていただろう。しかし、俊敏な製造サービス(Agile Manufacturing Service)に的を絞った同社の新たなIIoT への取組みにより、同社の製造ソリューションは大幅に拡大されることになり、しかも接続性(Kepware とAxeda)や、分析機能(Coldlight)、IoT 事業アプリ(ThingWorx)、拡張現実(Vuforia)に向けた同社のIoT プラットフォーム・ソリューションと完全に同期している。これが、つなげる、分析する、創成する、経験するという同社のIoT 戦略である。

同社は、製造プロセスに対してデジタル・スレッド(digital thread)やデジタル・ツイン(digital twin)の概念を適用している。同社の製造変革に向けた戦略は、Windchill MPM によって提供されるデジタル・プロセス計画とシミュレーションを含むだろうが、工場設備や、機器や、スマート・センサに対する接続性と、モビリティや仮想3Dモデルや拡張現実向けのアプリケーション、さらに機械学習ベースの予知分析機能を追加することになると見込まれる。同社はこの戦略を、つながる製造への変革の道のり(Connected Manufacturing Transformation Journey)と称しており、同ビジョンは、製造をIIoT エコシステムへと移行させるというプロセスとソリューションの枠組みを基にしている。(Dick Slansky)

https://industrial-iot.com/2016/04/ptcs-connected-manufacturing-transformation-journey/