オートテック、つながる機器、工程、工場サービスで遅延を削減

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​フィンランドを拠点とする資源開発関連の製造業者オートテック(Outotec)は、昨年10月にチェコのプラハ(Prague)で開催されたOSI ソフト(OSIsoft)のEMEA(欧州、中東、アフリカ)ユーザ会議で、同社のつながるサービス戦略と初期の取組み成果を発表した。オートテックのMES マネジャーのケリー・オサリバン(Kerry O'Sullivan)氏は、顧客が運用しているプロセスに対してさらなるサービスとより多くの価値を提供する同社の戦略を紹介した。鉱石や金属処理、水処理、エネルギおよび化学分野の市場をリードする技術指向の企業であるオートテックは、同社顧客がプラントのヒストリカル・データに対して安全で低コストで拡張性のあるアクセスを可能にするデジタル・プラットフォームを提示した。同社はこれに、OSI ソフトの新たなPI クラウド・コネクト(PI Cloud Connect)ソフトウエアとPI システムを活用した。

オートテックは現在、このプラットフォームを故障の特定・点検に活用している。今後は、常時監視や予知分析機能へと展開することを通じて、顧客の装置、工程、プラントの運用の改善に役立ちたい方針である。同社によると、このクラウドベース・ソリューションは、オートテックと同社顧客の双方に大きな経済的な付加価値を提供している。(Valentijn de Leeuw)

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