OPC 協議会がOPC UA のオープン・ソースを公開、OMG との協働戦略を発表

Submitted by Bob Mick on

OPC 協議会(OPC Foundation)はこのほど、OPC UA (OPC Unified Architecture)技術のオープン・ソースが利用できることを発表した。OPC UA のオープン・ソースのリポジトリはオープン・ソースGitHub ウェブ・サイト:http://github.com/opcfoundation で利用可能である。オープン・ソースは、同技術の採用に対する障害を取り除くために重要である。OPC UA 技術をオープン・ソース化することにより、同協議会は、OPC UA 技術の早期導入や可能性分析の一環としてこれを評価したいと希望する大学、研究機関、サプライヤやエンドユーザに対してそのアクセスを容易にする。

OPC UA 向けには、サプライヤ、研究機関、大学からすでにいくつかのOPC オープン・ソース活動がある。OPC 協議会によるオープン・ソースのリポジトリは、これらの他のオープン・ソース活動を補完することを狙いとしている。同協議会は、業界内の技術変化に対応し、またOPC UA アーキテクチャや関連するコンパニオン仕様の拡張に対応するための技術の調整・維持および拡大のためのリソースを投入し続けている。

これとは別に、OPC 協議会とオブジェクト管理グループ(Object Management Group: OMG)は、産業用モノのインターネット(IIoT) 向けの2つの有力な標準規格間におけるマーケティングと技術的な相互運用性の協働戦略を発表した。両者は、OPC UA とOMG Data Distribution Service (DDS)両標準の活用に関する方針説明書およびよくある質問(positioning and FAQ document)を作成した。方針説明書はOPC UA とDDS 両標準が総じて補完的であり互換性があること、両標準とも将来のIIoT にとって重要であることを説明している。同説明書は、企業がより迅速にIIoT 戦略を取込むための両者による共同推奨である。(Craig Resnick)

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