オムロンが産業用ロボット3 カテゴリ49 モデルを世界展開

Submitted by Bob Mick on

オムロンは2016年3月30日、同社が昨年買収し子会社化したオムロンアデプトテクノロジーズ社の産業用ロボット3カテゴリ49モデルを、2016年4月1日から世界39カ国150拠点で一斉に発売すると発表した。同発売に伴い、ロボットと視覚センサやマシンオートメーションコントローラNX/NJ シリーズなど、多様な制御機器とのシームレスな接続環境に技術サポートや保守サービスを加えたソリューションを提供する。

今回発売するロボットシリーズはスカラロボットCobra、パラレルロボットQuattro/Hornet、垂直多関節ロボットViper、の3カテゴリの高速性能と信頼性を両立した産業用ロボット。全てのロボットは、共通の統合開発言語により制御でき、用途に合わせた柔軟な使い分けや、プログラムの高い再利用性を実現している。

全ロボットシリーズはNX/NJ シリーズPAC (PLC)と簡単に接続でき、機械制御とロボット制御の連動による生産工程全体の処理能力の向上と工程の見える化を可能にする。また、従来型のロボット導入の枠組みを超えて、あらゆるユーザが自由に必要な情報にアクセスしこれを活用できる統合型オートメーションシステムの構築を可能にする。

さらにオムロンは、設計・開発を容易にする統合ソフトウエア環境を提供する。統合型ソフトウエアAutomation Control Environment(ACE)でロボットと視覚センサなどを利用したアプリケーション構築に必要な機能を統合し、設計・管理することができる。ACE で設計したアプリケーションは、搭載された高度な3次元シミュレーションで直ぐに確認できる。また、食品包装機向け設計支援機能ACE PackXpert を使用することにより、簡単なウイザード操作で複数台のロボットを同期させた包装工程の基本設計から動作確認を直感的に実施でき、ロボット導入の評価・検証期間を大幅に削減する。