Submitted by Bob Mick
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ノバテック(NovaTech, LLC 本社:米ペンシルベニア州クェーカータウン)はこのほど、最新の分散制御システム・ソフトウエアのD/3バージョン15(D3v15)を発表した。このリリースには、設定を最新化し、オペレータ・インターフェースを改善し、レポーティングを容易にする機能が追加されている。D3v15 の開発段階を通して、ノバテックは、既存のユーザと協働し、ユーザの作業手順を調査し、D/3システムの能力と効率性を向上するための領域を特定した。従ってD3v15 はユーザの要求を考慮して使いやすくなっている。
主な利点には、次の諸点が含まれる。
- 設定時間の短縮
MDL システム構築プログラム環境により、エンジニアがD/3 システムのブロックを容易に構築・設定できる。新人エンジニアにはグラフィック・インターフェースはわかりやく、経験のあるエンジニアには期待通りの柔軟性と強力な機能が保たれている。複数のエンジニアが同時に特定のコントローラに対して作業できるので構築が迅速になる。新たなD3Edit 機能では容易にシーケンス制御・バッチ言語(SABL)プログラム開発ができ、効率性が向上し、アプリケーション構築の時間を短縮できる。
- OSI ソフト(OSIsoft)のPI システムとの統合強化
オペレータ・ワークステーションはPI システムの情報に容易にアクセスでき、PI のデータを標準のD/3の表示、レポート、トレンドに使用できる。
- プロセス認知度(気づき)の向上
高度な能力のスマート・グラフィカル・オブジェクト(SGO)ライブラリによりTotalVision プロセス表示の制作が簡素化される。オペレータはISA-101 標準に沿った仕方で新たなSGO のパレットを使って操作性の改善を実現できる。D3Express Reporting 機能は、ユーザがオペレータ・ワークステーションやモバイル機器から安全にレポートを実行し、監視することができる。D3Express History 機能は、アナリスト、監査員、経営者が、重要で実用的な情報や故障点検において素早く焦点を絞ることを可能にする。(Mark Sen Gupta)