NEC、データの分散処理でクラウド連携を効率化するエッジゲートウェイを開発

Submitted by Bob Mick on

NEC はこのほど、同社のIoT 基盤NEC the WISE IoT Platform のエッジコンピューティングを実現するIoT データ収集基盤「エッジゲートウェイ」を開発した。同製品は、通信ネットワークに接続できない機器や各種センサなどと接続できる多種多様な有線系、無線系インターフェースを備えているため、デバイスのデータ収集が可能である。さらにこの取得したデータを活用して、顧客とともに課題の発見や仮説検証を行いながら、同基盤を活用したIoT サービスを共創することができる。例えば、今まで把握できなかった監視カメラ映像や工作機械の稼働状況など、取得したデータをクラウド上で可視化することで、状況をリアルタイムに把握し、分析することが可能となり、故障予知や遠隔管理などの顧客サービスへ活用できるようになる。

また、仕様の異なる多くのデバイスデータを分散処理することにより、機器のリアルタイム制御や、クラウド連携時におけるネットワークの負荷の低減が可能になる。さらに、不正なUSBデバイス接続やウィルスなどによる不正な通信を防止するホワイトリスト型のセキュリティ機能を搭載することにより、現場機器の安全なクラウド連携を実現する。出荷は2017年3月を予定する。