NAMUR 2016年総会報告(2):信頼性を中心とした保守と設備分析

Submitted by Bob Mick on

ドイツを中心とするプロセスユーザ企業による業界団体NAMUR の2016年総会が、ドイツのバード・ノイエナール・アールヴァイラー(Bad Neuenahr-Ahrweiler)で11月10日、11日に開催された。ここに650名を超えるプロセスオートメーションの専門家と事業管理者が一堂に会し、最近の話題やこの1年間の活動結果を議論した。前回のブログでは、初日に行われた、総会スポンサ企業である横河電機の発表内容に加え、遠隔操作、主要業績評価指標、モジュール化といった話題について報告した。

総会2日目には、クラリアント(Clariant)のミヒャエル・ペルツ(Michael Pelz)博士がモジュラーオートメーションをテーマとするパネル討論会のモデレータとなって、これにユーザコミュニティを代表するインバイト(Iivite)のベルンシャウゼン(Dr. Bernshausen)博士が、オートメーション企業からはABB のハラー(Haller)氏とバイオ製造設備メーカ、サルトリウス・ステディム(Sartorius Stedim)のワグナー(Wagner)氏が加わった。このパネルでは、モジュール式生産のメリットについて議論した。パネリストラらは、モジュール式生産の柔軟性、複雑さや市場投入までの時間短縮の軽減、投資削減について語り、さらに通常あまり語られることのない側面として、自動化を含む事前検証された製薬装置のモジュール構築の可能性について述べた。このパネルでは、モジュール生産を採用する可能性のある業界について議論し、電力、特殊化学品、医薬品、食品&飲料を取上げた。(Valentijn de Leeuw)

/blog/operational-technology-viewpoints