インドNTPC のグローバル・エネルギ技術サミット報告-5R を提唱

Submitted by Bob Mick on

ARC アドバイザリグループはこのほど、インド国内最大手の火力発電会社であるNTPC の第3回グローバル・エネルギ技術サミット(Global Energy Technology Summit: GETS)2016 に参加した。この会議のテーマは、「発電事業の再構築 -5R の取組み(Redefining Power Generation Landscape - The 5R Way)」であった。インドのニューデリー(New Delhi)で開催されたこの3日間のサミット(2016年11月7-9日)のテーマは、インドの気候変動に関する国連パリ合意の批准に沿ったものである。この5R の取組みコンセプトは以下の通り。

  • Reduce: 燃料、土地、水、材料、人的資源、時間、コストの削減
  • Renewable: 太陽光、風力、バイオマス、地熱、燃料電池などの再生可能エネルギの利用
  • Reuse: 廃熱、水回生、灰、土地の再利用、廃棄物・排水リサイクル
  • Retrofit: 発電所の改修と近代化
  • Rebuilt: 新建設技術、環境に優しい材料、グリーンタウンシップ、インフラの再構築

このコンセプトでは、環境的に持続可能でかつ経済的な発電事業のための技術を明らかにしている。GETS 2016 では、昨年の青い地球から緑の大地へ移行するという確信を前進させることにより、5R の テーマがすべての講演と議論に反映していた。このサミットには、パリの国際エネルギ機関(IEA)、インド政府関係者、多様な国際技術関連の代表者と共に、世界各地から著名な電力専門家が出席した。サミットでは、これら技術開発と展開に積極的に関与している約145人の国際的な専門家が、インドの専門家、政策決定者、様々な関係者と交流した。(Sharada Prahladrao, Ganapathiraman G.)

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