インダクティブ・オートメーションとシーラス・リンクが提携しIIoTソリューションを発表

Submitted by Bob Mick on

​インダクティブ・オートメーション(Inductive Automation)とシーラス・リンク・ソリューションズ(Cirrus Link Solutions)はこのほど、シーラス・リンク MQTT Modules for Ignition を近日中にリリースすると発表した。インダクティブ・オートメーションのイグニション(Ignition)は、HMI、SCADA、産業用モノのインターネット(IIoT)向けのデータベース中心の、ウェブ展開型で、プラットフォーム間共通の産業用アプリケーション・プラットフォームである。MQTT エンジン(Engine)、MQTT インジェクタ(Injector)、MQTT  ディストリビュータ(Distributor)などの新モジュールは、シーラス・リンクとインダクティブ・オートメーションの新たな提携の成果である。これらのモジュールは、IIoTを活用する組織能力を加速する。

米カリフォルニア州、フォルソム(Folsom)に本社があるインダクティブ・オートメーションは、産業用オートメーション・ソフトウエアの成長企業である。同社の主要製品のIgnition は90カ国で使用されている。シーラス・リンク・ソリューションズは、米カンサス州カンサス・シティ(Kansas City)に本社がある。シーラス・リンクの社長のアレン・ニッパー(Arlen Nipper)氏は、MQ テレメトリ・トランスポート(MQTT)の共同発明者である。MQTT は、IIoT に向いているpublish/subscribe モデルに基づく軽量なメッセージプロトコルである。MQTTは単純な方法で双方向通信を提供するので、ネットワーク回線容量を最小限にとどめる。さらにシーラス・リンクMQTT Modules for Ignitionでは、短時間に何百ものデバイスをつなぐことができる。

インダクティブ・オートメーションとシーラス・リンクは、2月8日、米フロリダ州、オーランド(Orlando)でのARC産業フォーラムのプレス発表会で、この新ソリューションを明らかにした。同ソリューションは、2016年2月24日より発売される予定で、インダクティブ・オートメーションは同日、新製品の詳細説明をウェビナで紹介する。(Craig Resnick)

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