横河電機、IIoT セキュリティ先端技術開発の米ベイショア・ネットワークスに資本参加

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横河電機は2016年11月4日、産業用IoT 向けサイバーセキュリティソフトウエア開発のベンチャー企業Bayshore Networks Inc.(ベイショア・ネットワークス、本社:米メリーランド州べセスダ)に対し、90万ドルの資本参加を行ったと発表した。横河電機はこの資本参加により、ベイショアのIIoT セキュリティ技術の開発支援を行うとともに、同社の持つ通信制御技術等の情報を入手し活用することで、IIoT アーキテクチャ技術を強化しソリューションの拡充を図る考えである。

ベイショアが保有するOSI 参照モデルのレイヤー7(アプリケーション層)における通信制御技術は、単なるセキュリティ技術に留まらず、生産設備の監視・制御を行うオペレーショナル・テクノロジ(OT)の領域で、セーフティソリューションにも活用が可能であり、横河電機にとってIIoT アーキテクチャ研究開発の重要なコンポーネントになり得る技術、という。

今後、ベイショアと、プラントのプロセス制御及び運用、最新のIIoT セキュリティと通信制御技術の知識やノウハウを共有し、IIoT アーキテクチャの開発に活用していく計画である。

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